当院では、患者様の利便性向上と安全な医療提供のため、電子処方箋の運用を予定しております(2025年3月上旬予定)。電子処方箋とは、従来の紙の処方箋を電子化し、医療機関と薬局間で安全かつ迅速に情報を共有する仕組みです。
※ 患者様の3つの変わること
① 安心安全な医療の享受
初めての医療機関・薬局でも患者の処方・調剤情報を正確に確認できます。そのため、同じ効能・効果の薬が重複して処方・調剤されること、服用している薬と飲み合わせの悪い薬の処方・調剤を防ぐことができ、より安心安全な医療を受けられ、医療費の適正化にもつながります。
②待ち時間の短縮
薬局を訪れる前に患者が電子処方箋の引換番号を薬局に伝えることで、薬局での待ち時間が少なくなります。
③処方履歴の確認
マイナポータル等で、自分が服用している薬を確認できます。
※ 医療機関・薬局の3つの変わること
①患者により添う医療の提供
直近の患者情報を踏まえ、より患者に寄り添った診察・処方、調剤・服薬指導ができます。
②安心安全な医療の提供
医療機関・薬局を跨いだ処方・調剤情報の共有、重複投薬や併用禁忌薬のチェックにより、医療の安全性が向上します。
③業務負担の軽減
調剤情報の入力・紙の処方箋の保管等、医療従事者の業務負担が軽減します。
患者様は、下記2パターンに分かれます。
①電子処方箋を希望された方(マイナンバーカードをお持ちの方も、お持ちでない方もご利用可)
「処方箋に代わる引換券番号付き処方内容控え」をお渡しいたします。
②今まで通りの紙の処方箋希望の方
「処方箋」をお渡しいたします。各薬局のアプリを使用し処方箋を送る方法、またはそのまま処方箋を薬局様にご持参頂く形となります。
当院では、これまで患者様の利便性向上のため、処方箋を薬局にFAX送信するサービスを提供してまいりました。しかし、電子処方箋の運用開始に伴い、FAX送信サービスを順次終了させていただく予定です。電子処方箋の導入により、医療機関と薬局間での情報共有がより安全かつ迅速になります。患者様にはご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
電子処方箋に関する厚生労働省の情報もあわせてご確認ください。